こんにちは。水曜担当の草場です。今日は体育の日らしく秋晴れが素晴らしい天気になりました。昼夜の寒暖の差が大きくなりました。体調崩しやすい時期ですので、皆さまお気をつけください。
今日は、結膜下出血とういう病気の説明させていただきます。
1)結膜下出血とは?
私たちの目は、中心の黒目(くろめ)とその周りの白目(しろめ)の部分に分かれています。白目はその表面を透明の薄い膜で覆われていますが、これを結膜(けつまく)と呼びます。結膜は粘液を賛成して、目の表面にうるおいをあたえる働きがあります。結膜の中には細い血管がたくさん通っています。結膜下出血とは結膜が何らかの刺激を受けることにより、結膜の血管が破れて白目に出血した結果、白目が赤く塗り壁のような状態になったことです。
2)結膜下出血の原因は?
結膜下出血の原因は不明なものも多く、お酒の飲みすぎなどでも起こります。繰り返し結膜下出血を起こす原因には、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの全身疾患の可能性もありますので、注意しましょう。
結膜下出血の主な原因
・けが(外傷、手術など)
・ウイルスによる急性結膜炎(人にうつる場合があります)
・全身疾患(高血圧、動脈硬化、糖尿病)
・結膜弛緩症(結膜のたるみ)
3)結膜下出血の症状
白目が出血により真っ赤になり、外見上は重症に見えますが、通常症状はありません。黒目(角膜)の部分には出血せず、視力にも影響しません。めやに、なみだもでません。時に、ごろごろするかもしれません。
4)結膜下出血の治療
目薬などお薬は必要ありません。再出血しなければ、通常1~2週間で自然に消えて、きれいな白目に戻ります。
結膜下出血は外見上、重症に見えますが、特に症状もなく何もしないでも白目に戻ります。目が赤い時には
結膜炎など治療が必要な病気の場合もありますので、目が赤い時は眼科受診をしてください。