この連休にポートアイランドにあるプラネタリウムに行って来ました。
私のお気に入りは、大阪の中之島にある、プラネタリウムですが、神戸のシートが新しくなったと聞き行ってみました。
中秋の名月の時期ということもあり、話題はお月様のことでした。
御興味のある方は行ってみていただくとして、そこで聞いた話でおもしろいなと思ったことがあります。
そもそも中秋の名月の時期は、秋の長雨と重なり、お月様を観賞できないことは珍しいことではないそうです。
実際のお月見としては、10月の十三夜のほうが、季節がすすみ美しいお月様が見れる確率が高いそうです。十三夜にくもりなし という言葉もあるぐらいですから。
なのにくもりがちな中秋の名月を礼賛するのは、見えないお月様だからより一層、その姿に思いを馳せることができる。 そこに日本人の侘び寂びを見出すことができる というようなお話でした。
確かに白内障の手術を受け、視力が1.2と大変よくなっていても、見えすぎて疲れるという方もおられますし、指数弁の視力が0.1程度になってとても良くなったと感動しておられる方もおられます。
視力が良くても、心が読み取れることとはまた別問題だし、目が悪くても心は自由な人をたくさん知っています。
私が面白いと思ったのは、見えないものを思い巡らすことが侘び寂びに通じるというところなのですが、何かどこかで聞いたことのあるフレーズだなと思って気付いたのですが、
「私たちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存在するからです。」
という聖書の句でした。
日本人の侘び寂びと解釈するもよし、2000年以上前のユダヤ人も同じように感じたのだから真理は共通と拡大解釈するもよし、秋の夜長に色々考え事をする時間も、有難いことと思います。
P.S. 今年のスーパームーンは、68年ぶりに地球に近く、立派なお月様が見られるようです。
11月14日とのことですから楽しみですね。