仰々しい題ですが、医師会に所属していると、国 県 市と全ての医師会に自動的に所属することになるので、一定の間隔で色々な伝達事項が流れてきます。
その中でも今年は特に、各種ウイルス感染症が流行しているので、注目しています。
眼科の領域では、いわゆるはやり目と呼ばれている、流行性角結膜炎が該当します。
当院は定点観測医療機関になっているので、発生報告をしています。
集計結果の時期には、市と県では少しずれがありますが、特に市の報告は、素早くFAXで流れてきます。
それによりますと、アデノウイルスによる咽頭結膜熱が、報告感染症の過半数を占めており、かなり流行しています。
県の報告では6位 流行性角結膜炎は9位となっています。
数の上では市も県もCOVID-19が一番多く、先週より増加しているとのことです。
年齢別では10代が25%と最も多く、5~9歳が13% 40代が11%となっています。
社会福祉施設での集団発生が4件あったとのことです。
県からの報告で、特記すべきこととして、梅毒の感染者数は、先週より増加し、今年の累積患者数254人となり、過去5年の同時期の累計患者数の中では、最多となったそうです。