先日姉のちょっと遅めのお誕生日のお祝いランチを開催しました。
といっても、そこは地元民の姉自身が自分好みのレストランを予約してくれたわけですが。
結構強めの雨が降っていて、わりと寒めで、阪急京都線も空いています。京都線に乗る時、若い頃は、梅田まで出て始発の河原町行きの特急に乗って行こうとしていました。
何といってもほとんどがクロスシートで、停車駅も少ないので、座れなかったら長時間立ち続けることになるので、有料特急に乗る気分でした。
最近は、停車駅も多く、普通のロングシートの場合も割とあるので、十三乗り換えで十分と思うその気持ちが、京都を近く感じる一方、京都を特別と思う気持ちも減ってしまった気もします。
今回も阪急河原町駅まで、車で迎えに来てくれたのですが、早めについたので、駅のベンチに座って待っていましたが、これを京都的といっていいのかどうかわかりませんが、隣に着席しているかなりお年を召したお爺さんが、コップサイズの日本酒とおつまみを食べながら、何やら分厚い本を読んでいます。
それも何というか、かなり堂に入った感じで、多分すぐ近くにある高島屋から調達してきたのでしょう。カフェ代を節約しているのか、ヒトを待つ間の寸暇を惜しんで時を有効利用しているのか ともかく隣に座っている私の方がソワソワしてしまいました。
朝寝坊で、待ち合わせには必ず遅れるタイプだった姉も、年を重ねすっかり大人になって、待ち合わせより早くに現れてくれました。
ここからは、全く姉ペースで、お気に入りの鉄板焼きのコースを頂き、運転手かつお酒に弱い姉をしり目に、私はシャンパンを頂きいい気分。
女性2人。しかも遠慮いらずの姉妹でしゃべっていると、鉄板を焼いてくれている担当者も会話に入ってきます。
あっ お誕生日なのですね。 といってデザートのプレートに何やらメッセージを書いてくれています。そして姉に一輪のチューリップのお花のプレゼント。
よく見たら、私のデザートと内容は同じですが、美しいお皿に盛り付けてくれると、2~3倍豪華に見える と姉も気を良くしている感じ。
私に比べて、どちらかというと頑張らない主義でふわっとした感じの人ですが、若い時はともかく、この年齢になると周囲の人から歓迎されているように感じます。
母も天国からこの日の私達を眺めて、喜んでくれているでしょう。
その後、前回行きそびれた和菓子職人が、目の前で実際に和菓子を作って見せてくれるという鶴屋吉信に行きましたが、外人観光客がたくさん待っておられるので、姉は待つつもりでしたが、私はそこまで興味がないので、早速和菓子と濃茶のセットを頂きました。
前回の虎屋といい、こういう超和風の店が京都では普通にあるのですね。
私にはまだちょっとなじめませんが、姉は虎 鶴 ときてまだ亀もあるし、もっと通の店もあるとか言って、まだこの和菓子シリーズを続ける予定のようでした。
和のムードにまだ慣れていない私には、なかなかハードルが高いことです。