視神経乳頭出血
緑内障の診察の際には、眼圧測定はもちろんですが、 眼底検査 特に緑内障は視神経乳頭が傷む病気ですから、中心部分の観察が大切です。糖尿病性網膜症や網膜剥離 網膜裂孔等周辺部も詳細にみる必要がある場合は、眼底検査はぜひ散瞳してみる必要がありますが、緑内障の際に見たい視神経乳頭は、比較
落屑症候群
落屑という言葉は、聞きなれないかもしれません。ふけ とか 垢といった組織の表面から脱落した不要物で、電顕などで成分を詳しく調べてみるとヒドロネクチン等の数種類の蛋白質が含まれています。眼科領域でもそういったものが、瞳孔の縁や、水晶体の表面 チン氏帯といったところに沈着する人がいま
薬の名前
眼科に限らず、お薬の名前はカタカナのややこしい覚えにくい名前が多いものです。私たち医師もふと度忘れしてしまうこともあります。以前は、製薬会社が医師の度忘れ防止策?として、薬品名入りのボールペンやメモを配っていましたが、昨今の規制強化の影響で、会社名まではいいけれど、商品名(薬品名
視神経乳頭陥凹(緑内障疑い)
新年度が始まり約1か月、新生活も落ち着いてきたでしょうか。学校や職場でも、健康診断の季節になりました。血圧や血糖値を心配して、急にサラダを食べ始めるお父さんも多いのではないでしょうか。 眼科の健診で一番多く指摘されるものに、“視神経乳頭陥凹拡大”があります。眼底にある視神経の形
はやり目とステロイドレスポンダー
はやり目という名前をきかれたことはあるでしょうか?結膜炎 その中でもウイルス感染で発症し、比較的治癒に時間がかかり、人にもうつす可能性のある、人騒がせな結膜炎のことです。ウイルス性というだけに、風邪症状が先行することも珍しくなく、耳の前のリンパ節が腫れたりすることもあります。幼い
緑内障手術について
【緑内障とは 】緑内障とは、見える範囲(視野)が欠けていく病気で、現在失明原因の第1位です。発見が遅れた場合や、治療しないでいると失明につながる恐れがあります。また、40歳以上の日本人の20人に1人が緑内障といわれており、年々その数は増加しています。視野が欠ける原因として、目の固