先程布団を干していると、はっきりとウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
ホーホケキョとまるで合成音のようにはっきり聞こえてきます。
2~3回鳴いただけで後は沈黙でしたが、もう春なのですね。何となく嬉しくなってきます。
嬉しくなると言えば、昨日久しぶりにリアルな眼科の勉強会に出かけました。
淀川キリスト教病院のチャペルにて。正面に大きな十字架 天井は高く小さなステンドグラスがたくさんはめ込まれた側壁。
座席前には聖書と讃美歌集が入っていて、そんなところで勉強させてもらって大丈夫かしらと心配になりましたが、きっとそういう風に使うことをよしとする開放的な病院なのでしょう。
そこで学んだことは、緑内障診断のためのOCT 検査は今や必ず必要なものですが、その解釈の仕方や緑内障治療をどの段階から始めるべきなのか といったことなど。
これらのことは、開業医においては、とても興味のあることですから似たようなお話であっても何回も聞くことは大切だと思いました。
部長がブドウ膜炎の専門家なので、最近話題の梅毒の増加についても触れられていました。
大阪府のHPから引用されていましたが、2008年から2021年の統計によると、2018年まで年々増加してピークを迎え2020年からの2年はコロナの影響か、やや減少していました。
今後はどうなるか 眼科領域でも原因不明のブドウ膜炎が発症した場合は、原因の一つとして梅毒も念頭に置いておかなければならないようです。
ウグイスからまるで趣のない話となってしまいました。
医学というのは、とても実際的でありながら神秘的で魅力的な学問ですが、医者という職業は、時に嬉しく時にしんどい仕事でもあります。