黒目の表面は、適度に潤っていないとトラブルがおきます。
適度というのが味噌です。
多すぎると外にあふれ、まぶたが荒れたり、涙の塩分でアレルギー性の結膜炎のような症状~かゆくなったり、充血したり、めやにがでたり~が出てくることがあります。
また逆に少なすぎると、黒目の表面が栄養不足で、ザラザラ ゴロゴロしてきて不快感がつのります。
このような症状があれば、水曜担当の草場先生(よくおしゃべりしてくれます) 隔週金曜担当の野宗先生(声が大きいので、耳が遠くても大丈夫)に相談してみてください。
こういった涙とは別に悲しかったり、悔しかったり、また嬉しかったりして思わず出てくる涙。
最近母を亡くした私は、思いがけないことがきっかけになって涙が浮かんでくることがあります。
母と同年輩の方に診察室でお会いすると、暗室検査で涙目になっているのに、明るくするとニコニコしている自分がおかしい気がします。
葬儀ミサでは、また会う日までを歌うのがカトリック教会の慣わしですから、死はいつの日か再会できる希望に満ちています。
ですから、やっぱり涙はでるけれど、希望に満ちた涙だと考えています。