冬休みに入り、24時間まるまる自分のものとなって、時間の流れがとてもゆっくりになった気がします。
これはいいことなのかそうではないのかは、今の私にはわかりませんが、矢のように過ぎる時間は幸せな時ともいえるので、私にとっては仕事が大切な時間という気がします。
それで暇だからというわけでは無いのですが、毎年ある患者さんから日本相撲協会のカレンダーを頂くのですが、それを見ていて、思いました。
最後のページの床山さんそれもお一人だけを除いて、力士さんはもちろん行司さんも誰一人笑顔で写真を撮られている方は、いませんでした。
はにかみ程度の笑顔でも、多分許されていないのでしょう。
戦っている最中の写真はもちろん笑顔のわけはないのですが、1月の総出のご挨拶の写真もみな口を真一文字に結び、まっすぐ正面を見据えています。
このカレンダーを見ていて、何か清々しい気がしてきました。
もちろん好きで力士になられたのでしょうが、プロスポーツの中でも笑顔を作る必要のない貴重な職業かもしれません。
なぜか写真を撮る時には、笑顔でピースというのが長い間受け継がれているようですが、作り笑顔というのは、写真のみならず相対しておしゃべりしていても興ざめなものです。
笑顔が似合わない職業は他にも、裁判官や葬儀社等割と限られているように思います。
人の生死を扱う医師や神父様 僧侶 といった仕事は、だからこそ笑顔も必要な仕事だと思います。
こうやって、どちらでもよいことをボーッと考えている今日この頃。
でもふと我に返ると、もう明日は大晦日。
少し早いですが、年末のご挨拶をする時期となりました。
今年も厳しい寒さの年越しとなるようです。
体調を崩されないように、そして来年も眼科で笑顔の皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
どうぞよいお年を!