昨日は最後の患者さんと少しだけ、楽しい雑談をしました。
とりとめのない話ではあるのですが、先生の環境は劣悪だね と言われました。
本来理由を聞くべきなのですが、最後の患者さんということで、自分自身少し疲れていたので、
そうです 劣悪です 医者は割と早死にします と同意してしまったのですが、それでふとターマンーフリードマンの長生きする人はどういう性格傾向があるのかという、壮大な研究調査を思い出しました。
以前このブログにも、岡田さんという精神科医の著書をご紹介したように思います。
結論を書いてしまうと、一般にしたいことをしたいように奔放に過ごせる人の方が、ストレスがなく、長生きすると思われているけれど、意外と日課を勤勉にこなし、したいこともほどほどに満たす自己抑制の利いた人の方が、長寿に利する。
ついでに、倹約家も長寿にプラスに働く。
幸いにも、慎重で勤勉 責任感が強く誠実といったいわゆる善人が長生きするということです。
ということは、医者が早死に説は具合悪いのですが、俗説では、善人は早死にということになっているので、どちらを信じるかは人それぞれ。
精神医学というのは、どの程度学問的裏付けがあるのかが大事だと思います。
マスコミに愛好される、自称心理学者という方もおられるそうですから。