宮の前眼科では、白内障術後のスケジュールなどは、術前の説明時に、看護師がお一人お一人に書類を見ながら説明しています。
ただ紙を見ながらの説明というのは、当たり前ですが最大公約数的な話になりがちです。
また当院の看護師さん特に若い人は、とてもとても真面目ですから、正確にお伝えする一方、個別的なバリエーションは、自分の判断を控えているようです。
それでその後の診察になり、一番よく聞かれることは、運転をしても良いか 仕事は予定より早く行っても良いか 家事はいつからしてもよいかといったことです。
視力確認をして、裸眼でよい視力がでていると、運転したいという気持ちがわくのかもしれませんが、術直後はまだ見え方に慣れませんし、車の運転は時間帯や天候によって見え方が変わりますので、安全のためには両眼の手術が終わり、見え方に慣れるまでは、様子を見た方が無難です。
車は前進ばかりではなく、バックしたり、サイドミラーを見たりと意外と無意識に目を使っています。
それまでの期間は、個人差がありますが、自分で納得できるときというのが、あまりに当たり前ですが、正解です。
ついでですが、近視の度数に合わせた場合は、急ぐ場合は車の運転があるなしにかかわらず、両眼の手術が終わり次第、検眼の予定をたてます。
出勤についても、杓子定規に決められず、ただそこにいるだけでよいのか、埃がたたないか、薬を入れる時間もないほど忙しくないか 状況によって違います。
家事も私のように手抜きで済ませる人か、徹底的にやる人かによっても違うので、もしご心配でしたら、診察時にお聞きください。
私なら、家事は不要不急のカテゴリーに入れてしまうかもしれませんが、最低限の家事は、何なら翌日からでも可能です。