手術を決断するきっかけとなるのに、自動車免許の更新があります。
更新のはるか前に、用意周到に手術を希望されることもありますが、どちらかというと日が迫ってきて慌てて来院となることが多い印象です。
できることなら、手術を受けたくないという気持ちは理解できるのですが、最近の団塊の世代の方々は、そういった消極的な理由というより、前回も何とか突破できたので、今回も行けることろまで行ってみようという攻め(何に対する?)の気配が感じられます。
でも結局無理そうとあきらめて来院という印象です。
そういう場合は、手術を恐れるというより、早く予定を入れたいとむしろ積極的な印象を受けます。
団塊の世代の特徴なのかもしれませんが、以前の70台の方々と比べて、アクティブで積極的でわりとせっかちという感じです。
ですから手術を受けると決めたら、できるだけ早くに済ませてしまいたいし、迷わないので話も簡単です。
もちろん人それぞれですから、世代でくくってしまうのは乱暴ですが、長らく開業医として外来風景を見ていると、高齢者という響きとは相いれない世代が台頭してきたと思います。
免許証の更新には、どうしても視力検査は避けて通れないものですから、できたら計画的に手術の段取りを考えたいと思います。