最近学会もWEBで済みますし、メーカーさんやディーラーさんの訪問もなく、ある意味まとまった時間がとりやすくなりました。
ついでに言えば、毎週土曜日か日曜日に行っていたごミサもなく、本当に家にいる時間が長くなってきました。
でも意外とこういう生活、気に入りました。
長らくため込んでいた、不要物を処分したり、長編過ぎて挫折した本がたまっていたので、読み切ったり。
図書館を愛用するあまり、自由時間に比して興味深い本が身の回りに有り過ぎていたのだと気付きました。
その時々で読みたい本は変わりますが、通奏低音のように自分のテーマとなる本は、身近に置いておかないといけないと改めて思います。
美術館も図書館もいつでも行けると思ってあまり断捨離しすぎないようにしないといけない反面、必要以上の食器や装飾品はいらないとも思います。
スパイスや調味料は捨てられない。
何が必要で、何が不必要かは、人それぞれの好みが現れて面白いと思うのですが、何も必要なものがないという人は、無欲なようで、ちょっと面白みに欠けるようにも思います。
自分自身が、誰かにとって必要な人でありたいと思うのですが、だんだん存在自体が人の重荷になるかもしれないとも思います。
遠慮がちな慎み深いご高齢の患者さんや、元気で明るく堂々と介護を受けている患者さんにお会いするにつけ、将来の自分の良い先生になっていただいていると感謝しています。