この1月に家族でよく通っていたフレンチのお店が閉店してしまいました。残念。
神戸の中山手にあったpatous
東京三田のコート・ドールで修業したオーナーシェフが作ってくれるお食事は、見た目が美しいというより、どちらかというと食べた時に素材がはっきり感じられる素朴なフレンチでした。
人柄も飾らない本当にいい方で、大好きだったのに残念。
マダムは口数の少ない知的な方で、いつもほとんどメークなしの真の美人。
やめる理由が、一人娘の東京地方の有名国立大学への進学。
つまり東京へお店を移転するとのこと。
真の理由かどうかは、不明ですが東京への移転というのは、ほとんど新規開店ということではないかと思うのですが。
こんなに愛されていたのに、しかもシェフはもう若くもないのにどうしてかなと、未だに私には合点がいきません。
確かにフルコースを食べ終わるまでに、3時間はかかるという長丁場で、それがまた私たちおしゃべり家族には、楽しい待ち時間でしたが、周りを見渡すと少しきまずそうな沈黙カップルもあったりして。
patousの近くにあるケーキ屋さんも気に入っていて、そこへ行くついでに閉店しているとはわかっていたけれど、お店の前を通ってみたらテナント募集中の札がかかっていたのを見て、ますます寂しい気分になりました。