斜視に悩んでいる患者さんは意外と多いと思います。
斜視そのものは、先天的なものと後天的なものがあり、後天的な場合は原因として、目を動かす際に使う運動神経の麻痺 甲状腺眼症 重症筋無力症 外傷や糖尿病等色々な病気が考えられるため、詳しい全身検査が必要になることもあります。
一番頻度として多いのは、間歇性外斜視といわれる先天的なものです。
いつも斜視の状態になっているわけではなく、ずれている時と正しい位置にあるときがミックスしています。
年齢が上がるにつれ、疲れた時に物がダブって見えたり、頭痛や眼精疲労を自覚することが多くなります。
間歇性外斜視は、子供の時からありますが両眼視が可能なため視力や立体視に問題がでることはほとんどありません。
ですから大きくずれていなければ大人になるまで手術を持ち越していることが多いです。
小児の間は、手術は全身麻酔が必須ですがある程度大きくなると、局所麻酔で行うことが可能になるため、様子を見ている間に日が経ってしまったということだと思います。
大人になって手術を受ける原因は、整容的な意味合いもありますが、何より先程書いたように、目が疲れるということが第一のように感じます。
宮の前眼科では、月に一度だけですが、原則的に第2金曜に前沢先生が外来・手術をされていますので、ご相談下さい。