白内障手術が無事終わり、やれやれという方もその後に点眼をスタートさせることが負担という方もおられると思います。
車椅子使用で何とか手術台に移れる方 認知症がある方 手足が震えてしまう病気がある方等、ご本人はもちろんご家族の大変なご協力の下、白内障治療が成立する患者さんが増えているように思います。
手術当日以外にも、通院するたびに車を出してもらったり、大きな患者さんを奥さん一人では支えきれず仕事を抱えた子供さんが何とかやりくりして来院されている様子を見ると本当に頭が下がります。
また一人暮らしで、心細いでしょうに何とか自力でやってこられる方もおられます。
術後は、翌日は眼帯を外すため必ず午前中に来院いただかなければなりません。
術数日後は、眼内炎等のリスクが心配ですから必ず眼底まで私は確認したいです。
それ以降は、そこから一週間後 2週間後と診察し、原則術後1か月で点眼が終了するころに、必要に応じ眼鏡作成し、1~3か月後 6か月後 と間隔があいていきます。
調子を見ていて、点眼も順調に進んでいれば、間隔をあける場合もありますし、心配性の方は、こまめにチェックすることもあります。
当初心配性だった方も、だんだん慣れてきて自然と受診間隔があいてくれば、それも良かったと思います。
受診間隔は、臨機応変に変更できることですから、ご相談ください。
ただし、眼科的に懸念事項があるときは、理由を伝えて必ず受診していただきますし、無駄に受診回数を増やすことはありませんので、その際は、指示通りご来院ください。