この連休は、御殿場~韮崎~諏訪湖~佐久~軽井沢~長野~松本~飯田
と割となじみのある信州方面に出かけました。
信州には、学生時代に、たまにスキー旅行に出かけたりしていましたが、今とは違ってスケボーなどない時代でしたので若者で賑わっていて、リフト待ちの行列ができたりしていました。
最近はスキーをすることもないので、冬の様子はわかりませんが、軽井沢あたりで少し車が多い以外は、連休中とはいえ車の混雑は全然ありませんでした。
長野県は、男性の平均寿命日本一を長年キープしていますし、その中でも佐久市は長野県の中でも、一番平均寿命が長いそうです。
しかもただの長寿ではなく、健康長寿で有名な町ですから、ピンコロ通りや、ピンコロ地蔵など、ピンピンコロリ運動の中心的役割を担っている感じです。
こういった運動を、結構恥ずかしがらずに推進していける生真面目さも長寿の秘訣なのでしょうか。
ピンコロ地蔵は、できてまだ15年そこそこのようですから、ご利益のほどは不明です。
佐久で一泊しましたが、早朝5時台に、市民向けの放送が流されているのには、びっくりしました。
災害用の放送かと、耳をそばだてて聞きましたが、何かの催しは予定通り行われますといった放送で、皆さん早起きで、これぞ健康の秘訣なのかと何もかも健康長寿と結び付けて考えてしまいます。
長野に限らず、信州地方はともかく有名な山々が多く、私などは美しいというより、動物的にある種の恐れを感じてしまうのですが、やはりどこで、幼少時代を過ごすかで同じものを見ても感じ方は違うのかもしれません。
海に近いところで育った私は、荒れている海を見てもあまり恐怖心はわきません。
悪天候だったので、どの山も頂まで見ることはできず、結構低い位置に黒い雲が連なっていたので、かえって高さを感じることもなくほっとしました。
富士山もすぐそこにあったはずなのに、一切姿は見えませんでした。
精霊が宿ると言われる山の中も車で便利に通過できますが、トボトボ一人で歩くとしたら、ちょっと私には貫徹できそうもありません。
つまり私が行く旅も、かなり甘いものにすぎませんが、一人で過ごす時というのは、色々なことを黙想する時間となり、それが私の活力となってくれます。