手術の当日は、眼帯をして帰っていただきますが翌日の午前診までは、そのままさわらずに過ごしてください。
受診前に、自分で眼帯を外して来院した方が今までに少数おられましたが、決して外さずそのままで来院してください。
飲酒・喫煙・入浴以外は特に制限はありません。
術後急性期の感染症の心配がなくなるまで、飲酒は数日間 喫煙は1週間 中止してください。
入浴については、術翌日からは、首から下 浴槽につかること 体を洗うことなどは可能です。
洗顔・洗髪は様子を見ながら、数日後から可能です。
慎重派の方は、ずっと洗顔も自分での洗髪もしていないと言われることもありますが、当院では、両眼同時手術はせず、1週間後ないしは2週間後にもう片眼を手術することが多いため、むしろ必ず、片眼の手術前には洗顔・洗髪を済ませてもらうように看護師さんがお伝えしています。
眼科で看護師がガーゼを外し、きれいにしてから、視力測定をし診察です。
順調に経過していたら、数日後に手術した目の眼底検査。
そのあと、1週間後 2週間後と間隔があき、大体術後4週間から6週間で、点眼終了です。
点眼が終わるころには、必要に応じ、眼鏡処方をします。
人工水晶体のピントを、近方に合わせている場合つまり近視眼の場合や、プロの運転手さん等急ぐ必要があるときは、術後早期に仮眼鏡を合わせます。
遠方に合わせた場合で普段の生活に眼鏡が必要ない場合は、老眼鏡は少しの間市販品で過ごす方もいます。
点眼終了・眼鏡合わせが終わると、ひとまず一段落。
その後は、1か月後診察。もし眼鏡を作成した場合は、約束通り作ってもらえたか眼鏡チェックもします。
そして3か月・6か月と間隔があいていきます。
術後診察の意義は、後発白内障といって、レンズを収めた袋に濁りがでてくる場合があり、意外と視力が下がることがあるため、その際には、YAGレーザーをする必要があること。
白内障以外にも、緑内障や加齢黄斑変性症などの病気が発生していないかを確認することにあります。
術直後の診察日や診察間隔は、状況に応じ変更することはできますので、勝手に中止したりせず、ご相談ください。