手術を受けるべき時が来たら、伝えてください。
とよく、外来でいわれます。
視力或いは、見え方に対する感覚は、人それぞれ違います。
視力は数字で表されるため、正確そうに見えますが、意外と日によってまた体調によって違います。
また視力検査をする環境には、決め事があり、高コントラスト指標での測定結果ですから、視力の数字と、患者さんの訴え(かすむ まぶしい 見え心地が悪い等)とは必ずしも連動しません。
日常生活では、夜に運転したり、暗いところでの読書や手作業が必要であったり、いつも診察室で視力を測るような良い条件で過ごすことはできません。
ですから、どれ位生活に差し障るか もっとはっきり見えたいという意欲があるかということが大切だと思います。
もう大して見たいものはないという名言をお聞きすることもあり、理解できなくもないですが、同じ生きるなら、ぼやけて見える不快感はなくした方がいいと思います。
とことん我慢して、難手術になるのを待つより、ある程度見え方が少しおかしいと思ったら、眼科を受診し白内障以外に病気はないかを確認し、手術適応があれば計画的に取り組むのが良いと思います。