緑内障の発症率が40歳以降上昇することは、以前よりこのブログでも書いていますが、
超慢性疾患で、進行がゆっくりのため、初期には自覚症状が乏しく、残念ながら患者
数は、まだ増加しています。
今までも、緑内障学会や、患者団体である緑内障フレンドネットワーク 日本眼科医
会などが検診・講演などの種々の啓発活動に取り組んできましたが、患者さんや関
係者など限定された方々がどうしても対象になり、むしろ、関心のない一般の方への
啓発活動としては、試験的に行ったグリーンライトアップが効果的だったとの結論に
なったようです。
視野欠損のまだ進んでいない初期の段階で治療を開始することの大切さを知り、根
気強く治療を続けることで、一生視覚を失わないようにという強い願いを込め、薬品
メーカー、器械メーカー 等企業の協賛を得て、2015年から始まりました。
2015年は5か所 2016年20か所 2017年44か所 2018年は45都市68か所と、運動の
輪が広がってきています。
2018年は、ANAが2月中機内放送で30秒間流してくれたようです。
協力企業や、活動の詳細は、日本緑内障学会のプレスリリースにでています。
去年 関西地方でライトアップされた場所は、京都タワー 通天閣 福島アイクリニッ
ク 天保山の大観覧車 ポートタワー モザイクの大観覧車の6か所です。
もし目にされる機会がありましたら、緑内障での失明撲滅 早期発見の願いを込めて
の活動であることを思い出していただき、検診の大切さに気付いてほしいと思いま
す。