Q41 目薬をさすのが苦手なので、白内障術後点眼が不安です。
A
手術後の点眼に限らず、眼科の中では特に緑内障のように慢性疾患の場合は、点眼薬をさすことはとても大切です。
ドラッグストアなどで、ドライアイ用の人工涙液や、爽快感を求めて気楽にさせる目薬が、販売されていますが、眼科から処方する点眼薬はある一定の目的をはっきり持ち、期待する作用・副作用ともに監視する必要のある薬ですから、それぐらい真剣に対処していただくことは、眼科医としてはむしろ有難いことです。
術後の点眼は有限ですから、その期間は何とか頑張っていただきたいと思います。
主治医によって、点眼回数や、期間は多少違いますが、一昔前のように2~3か月にも及ぶということは、特別なことがない限り、あまりありません。
先程も書きましたように、内服薬であれ点眼薬であれ、薬である限り副作用を念頭に置いておかなければならないからです。
ですから、術後点眼に関しては、当院では順調に経過していれば、大体6週間をめどにやめていきますから、たとえ当初慣れなくて、すぐに一本が無くなってしまうという事態になったとしても、遠慮なく薬が無くなったことを伝えてください。
標準的な量を処方していますが、内服薬と違って、点眼薬は人によって減り方が違いますので、多めに出すこともできます。