兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
午後13時~
午後15時~19時

手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

MIYANOMAE EYE CLINIC pc_image
MIYANOMAE EYE CLINIC tb_image
白内障の自覚症状 | 伊丹市の眼科|宮の前眼科|白内障手術・硝子体手術・斜視手術

白内障の自覚症状

home > ブログ > 手術 > 日帰り白内障手術
2017/01/08担当:山本 洋子
160

先日1年ぶりに来院された患者さんに「白内障の手術を受けた友達がこの頃周りに増えてきたんだけど、どんな症状が出るんですか?自分は視力はバッチリだし、全然前と変わっていないんだけど、後学のために教えてください。」と尋ねられました。

その方は、矯正視力0.7ぐらいで、1年前は0.9 10年前は裸眼で1.2がでていたのですから、大分さがっているわけですが、ご本人はバッチリと言われるのですから、自分の見え方は白内障がかかっているとは、思っていないようです。

白内障というぐらいだから、周りが白く見えると思われていたようでしたが、白いのは、患者さんの見え方というより、昔は手術を受けるのが、今より相当進んだ状態だったので、外から肉眼で見ても水晶体が白濁しているのが、瞳のところから見えている、まさに水晶が、真珠状態になっていることを指していたわけです。

ですから、ご本人がせっかくバッチリと言われているのに、水を差すようで申し訳ないのですが、今の見え方が既に白内障状態で、車のライトが眩しいとか、景色がぼやける、お月さまがダブって見える、よく考えたら若いときより、確実に見えていないというのが白内障の見えかたですと説明しました。

お話しているうちに、たしかにここのところ、見え方が悪いのはわかっていたけど、色々言われると気が重いので、来るのを一日延ばしにしていたとのことでした。

その方は、昔からの患者さんですので、そろそろ諦めたら?と励ましましたが、「やっぱり怖いから、今日のところは、カリユニ(白内障のお薬)だけもらって、また近いうちにくるわ」と言って帰られました。

その気持もわかりますし、こういうことを繰り返して、やっと決心がつくのが普通ではありますが、私のつとめは、あまり先延ばしにして、手術が難しくなる前に決断できるように、何回でも繰り返し説明をすることなんだなと思いました。

前回の野宗先生のブログにも書かれていましたように、ある程度の年齢になれば、白内障になるのは避けて通れないことですから、もし視力が下がったら私自身はあまりクヨクヨせずに、人生のいつかは受ける手術として予定に組み込んでおこうと今から楽しみにしています。