Q 糖尿病網膜症で繰り返し硝子体出血が起こり、半年前から様子を見て血が引くのを待っていますが問題ないでしょうか。網膜剥離は起こっていないと思われます。(光がとぎれて見える部分はないです)
A 半年前からの繰り返す硝子体出血なので、出血がある程度吸収されても、硝子体混濁のためにレーザーを十分に施行することは困難である可能性が高く、レーザーが不十分であると再度出血する確率が高いでしょう。現在は超音波検査にて網膜剥離が起こっていないとのことですが、レーザーを施行できずに虚血の状態が長引くと新生血管が成長して牽引性の網膜剥離に進展するか、血管新生緑内障になる可能性もありますので、硝子体手術を施行し、出血の除去およびレーザー施行を同時に行うことが望ましいでしょう。