兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目4-8 みやのまち3号館1階
白内障・網膜硝子体・緑内障・涙道・斜視の日帰り手術専門クリニック
診療曜日・時間
午前9時~12時
午後13時~
午後15時~19時

手術 ※日,祝,土曜日午後は休診となります。

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はやり目(流行性角結膜炎)が少し増加
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はやり目(流行性角結膜炎)が少し増加

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2024/05/09担当:山本 洋子
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当院は、はやり目の患者さんの定点観測医療機関となっています。

 

1週間に1回 患者さんの発生数を報告するのですが、1週間に8名以上だと警報レベル それが4名をきると収束に向かっている という判断になります。

 

現在はもちろんそこまで多いわけではない無いのですが、少し増えているな という印象です。

 

現在の全国でのはやり目の感染レベルと調べてみましたが、昨年と比較しても特に多いということもなさそうです。

 

兵庫県は全国平均以下となっていて、少し安心しました。

 

ただ感染力は強いので、職場や学校 家族内感染をおこしやすく、また学校保健安全法で感染力が無くなるまで登校禁止となります。

 

はやり目については、過去ブログにも何回か投稿していますが、充血や目やにが無くなるまで、長ければ10日~2週間近くかかる場合もあり、体は元気でも登校できず、なかなか厄介です。

 

大人の場合は、そのような規制はありませんが、保育園や小学校 介護施設 医療機関 等は、職場の方針に従ってもらうように伝えます。

 

アデノウイルス感染症ですから、特効薬はなく、感染してしまったら、全工程を経過しないと治らないわけですが、症状を緩和し、細菌等の混合感染を防ぐために、抗生剤点眼 ステロイド点眼薬を処方します。

 

一番大切なポイントは、感染を広げないことと、結膜炎が治った頃合いに、角膜に濁りが出る場合があるので、点眼を中止する前に、再度眼科受診をして、点眼を中止しても大丈夫かを確認することです。

 

感染を広げないことは、ともかくよく手を洗い、手指のアルコール消毒をすること 目やにや涙等の分泌物を拭いたティッシュはひとまとめにして、こまめに処分すること 点眼薬の共有は、絶対しないことです。

 

点眼薬はどんな薬でも共有はしない方がいいです。考えている以上に、点眼の仕方によっては、点眼瓶の中の薬は汚染されています。
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