ランニングハイ というのを聞いたことがありますが、今の私はウオーキングハイ という状態です。
昨日は小雨が降る中、阪急三宮駅から勉強会の開催される神戸市立中央市民病院まで、ポートライナーに乗る代わりに、歩いて海を渡ってきました。
ポートライナーは関西の鉄道の中では、ゆっくり走るので、海が存分に楽しめて好きな路線です。
でも海のそばを歩く方が、もっと海を感じられるのではないかと思い、歩いてみることにしました。
子供の時から、神戸港へ豪華客船が入港すると家族で見物に行ったり、そういえば中学の修学旅行の際、長崎への行きか帰りかは忘れましたが、船便でした。
昔の神戸港にはなじみがありましたが、ポートライナーができて以来、車窓からマンションみたいに大きな豪華客船を高い場所から見下ろすということはあっても、メリケンパークまでわざわざ出向いたり、ポートターミナルまで見物に行ったりということは、皆無でした。
その気になれば、にっぽん丸や飛鳥Ⅱといった有名豪華客船も寄港するのですからたまには、出かけたいと思っていたところでした。
昨日はそういうわけで、いい機会なので、早めに出発して勉強会に出席するついでに、ポートライナー沿いの散歩道に出かけてみました。
ちょうどいい具合に、ポートターミナルには、SEVEN SEAS EXPLORER が停泊していて、総トン数55千トンということですから、存在感がありました。
でも今乗りたいかと言われれば微妙ですが、もう少し高齢になったら、また考えが変わるかもしれません。
ポートライナーに乗ると、視界が開けているせいか、海の大きさが広く感じられるのですが、自分で歩いていると細かなところに目が行くせいか、海の上を歩く時間が短く感じられます。
実際短いのだと思います。
海を感じるには、そのそばを歩くより、高いところから見下ろした方が迫力があるということですね。
私達が生きている人生も、そういうところがあるように思います。
歩くスピードは、歩きなれるにつれ、早くなってきているように思います。いい調子で歩いていると、そのうち老朽化した関節が傷むのではないかという懸念もありますが、楽しめる間は、何かの用のついでに、ちょっと色々な所に足を運んで大好きな神戸の街歩きを堪能したいと思います。