ウー・ウエンさんという料理研究家をご存知ですか?
お料理のメニューブックには若い時には、だいぶ投資しましたが、最近はすっかり自分流 目分量になってしまい、あまり買うことも無く、買ったとしても読みたい本が多すぎて積読 あるいはレシピを流し読み、あるいは綺麗な写真を拝見するといった風になってしまっていました。
この冬休みには、家の整頓に励んでいたので、未読の本で面白そうなものを一か所に集めて、今年中に読み切ろうと思っています。
そういうわけで、以前買ったままになっていたウーさんのお料理本に載っていた料理を作ってみたら、とても美味しかったというお話です。
料理本のタイトルは、10品を繰り返しつくりましょう 。
レシピも載っていますし、ただ読み物として読んでも面白い本です。
2022年11月発行ですから、今でも手に入ると思います。
揚げ物は作らないことに決めていたのですが、たった1カップの油で揚げ物が作れるので、もっと気軽に作りましょう。 と書かれていて、確かにどのような油で揚げたかわからないものを買ってくるよりは、自分ちのオリーブオイルで揚げたものの方が健全かもと思い、早速春巻き 唐揚げを作ってみました。
春巻きのような手がかかるものは、絶対作らない主義ですが、ウーさんによると、色々な具材を入れようとせず、人参の千切りとかアスパラガスだけ とか冷凍エビ とかともかく単一材料を一人1本ずつぐらい分を気楽に巻いて揚げるとよい とのことですから、本当に久しぶりに市販の春巻きの皮に、冷凍エビだけを巻いて揚げてみました。
揚げたてを早速食べてみたら、いやおいしい。
油は汚れていないので、それではと思い、唐揚げを作ってみました。
ウーさんが言われる通り、前日から下味をつけ、わざわざ塩こうじなるものも買ってきて、さらに衣に使う粉は、上新粉と片栗粉をブレンドすると、さっくり仕上がるということですから、それらを買い込み、揚げてみたところ、自画自賛で申し訳ないのですが、非常に美味しくできたのです。
春巻きを作った残りの油ですから、1カップ未満ということになりますが、小ぶりの(直径20cm)鍋に、衣をまとった全部の鶏肉300g分を投入(ウーさんがそう書かれているため)。
押し合いへし合いですし、底に衣の一部がくっついていますが、大体4~5分もすれば、いい感じに揚がってきました。
味をしっかりつけていたので、出来上がりを早速食べてみると、程よい醬油味プラス黒酢味で、塩こうじのためか柔らかい。
家族も同意。
大変気に入ったので、引き続きこの本のレシピを作ってみようと思います。
レシピと首っ引きにならずに作れるこういった料理は、ちょっとした気晴らしにもなり、失敗したとしてもともかく食事の準備ができるのですから、趣味的に楽しむにはいいのではないかと思います。
皆さんもお試しになってはいかがでしょうか。