先日の連休は、大阪発は一日1往復しかない貴重な特急を利用して、高山を経由して富山へ行ってきました。
高山本線は本来岐阜駅からなので、関西方面からですと、米原で降りて、名古屋からやってくる特急ひだに乗り換える必要があるのですが、一日に1往復だけは大阪発があるので、これは是非利用したいと思っていました。
目的地が高山なら、ちょうどいいのですが、高山から北の富山方面に行きたい場合は、次の特急ひだ号がやってくるまでは1時間ぐらいの待ち時間があるのが難点です。
ただ駅の近くに、おいしいと評判のお蕎麦屋さんがあるので、天ぷらそばを注文してゆっくり食べていると、1時間ぐらいすぐに過ぎていきます。
そういえば、今後は東海道新幹線も車内販売は、グリーン車以外では行わないそうですが、地方の特急は、もうだいぶ前から車内販売は無く、食べ物は自分で用意しておかないと、何時間でも食べそびれることになります。
何年も前ですが、東京の友人と金沢で待ち合わせして、美味しいお寿司を食べようと旅行したことがあります。
土曜日の外来が終わってから、サンダーバードに飛び乗って、コーヒーは車内で買おうと思っていたのに、待てど暮らせどやってこなかった経験があります。
ただ本当のことを言うと、私はあまり駅弁が好きではないので、飲み物さえ用意しておけば、問題はありません。
ですから高山で列車を待ちつつ、お店で美味しい昼食がとれるなんて、最高の状況です。
花より団子。
指定席を取っていると、車掌さんは視察巡回はされているようですが、車内の検札はないので、ゆっくり読書ができます。
だから乗り換えが多いよりは、長時間乗りっぱなしの方が、私は好きです。
翌日の花嫁のれん2号は、観光列車で特急扱いですが、和倉温泉駅から金沢駅までゆっくり走ります。
食事は希望者が事前注文しておくと、どこかの料亭が監修したという2段弁当と加賀棒茶というほうじ茶が運ばれてきます。
七尾線を走る列車ですが、風景はまあふつう。でもこの列車の内装及び外装はすごく豪華絢爛。真っ赤な車体に金色の彩色が施されまるで凹凸がある立体感を感じるのですが、当たり前ですが、触ってみたらもちろんつるつる塗装でした。
この食事が売り物なので、当然花嫁のれんに乗る＝この食事を楽しむ と思い込んでいたのですが、ほとんどの人は、食事を注文していませんでした。JR西もちょっとショックでしょう。
終着駅の金沢に到着したら、買い物でもしようかと思いましたが、ある程度お腹もいっぱいになったことだし、番線を替えるだけですぐやってくる、サンダーバードに乗って帰ってきました。
これからはサンダーバードはもう金沢にやってこないと思うと、残念ですね。