歳を重ねるにつれ、身体のあらゆる部分が緩み、重力に逆らえず下垂する運命にあるわけですが、上まぶたはあまり下垂するとひさしのようになり、視界が妨げられてしまいます。
実際頭の上にあるものに気付かずぶつけてしまったり、いつも顎を上げて見る習慣のために、肩こりや頭痛があったりといった症状がでてきている場合は、あまり放置しない方がいいかもしれません。
下垂の程度は、鏡で目を観察すると、自分でも判断できます。
最大限に大きく目を見開いた状態で、黒目の上に白目が見えれば正常。
上まぶたが黒目の上にかかっているけど、瞳がすっきり見えていれば軽症。
上まぶたが、瞳の上の部分にすれすれかかっていたら、中等症。
上まぶたが、瞳の半分以上かかっていたら、重症。
加齢による眼瞼下垂は、手術的な治療しかありませんが、症状を伴うものは、保険治療で美容整形ではありません。
当院でも、野宗先生が担当してくれています。
手術する程度かどうかわからないなど質問があれば、一度受診してみてください。
時に、完全に瞳が隠れるほど下垂している方を見かけることもありますが、ご本人は一向に困っていないという場合は、長年の間に適応してこられたか、あまり気にしないタイプで安全に過ごせているなら無理に受けることもないかもしれません。
当院では、もちろん保険治療しか行っていませんので、念のため。