88にまつわるお話。
ピアノの鍵盤の数 世界で制定されている星座の数 春分の日から88日目の八十八夜 88歳でお祝いする米寿 88を横倒しにしたら∞が二つの超無限大。
ピアノが初めてつくられたのは1720年ごろだそうで、そのころの鍵盤数は54 モーツアルトのころは61 ベートーベンの時代は78
ピアノの弦の張力を支える鋳物の鉄骨技術が発達したことと、ベートーベンが広い音域を使った作品を多く作ったから、それに応じて、鍵盤数が増えたそうです。
音の高さは、一秒間に何回振動するかで決まり、人間の聴力の限界は、大体25ヘルツから4200ヘルツ。
調律法にもよるそうですが、現代のピアノの最低音は、25.7ヘルツ 最高音は4186ヘルツということですから、ピアノのカバーする音域と大体一致しますね。
ピアノの鍵盤数もこれ以上増やす必要がないわけです。
オーケストラで最低音を出せるのが、コントラファゴット 最高音を出せるのはピッコロと聞いたことがありますが、ピアノはその音域を十分カバーできる凄い楽器なのですね。
あまりに普通に家にあるので、ありがたみも感じていませんでしたし、幼い頃に姉は声楽 妹の私はピアノ科に行かせたかった母の期待がつらかったので、中学生で脱落しましたが、いつか時が許せば、もう一度ひいてみたいと思います。
ラヴェルの水の戯れという有名なピアノ曲がありますが、その最高音と最低音が使われていて、私にはとてもひけそうにない難曲ですが、あの辻井伸行さんが上手にひいているのを聞いたことがあります。
一芸に秀でるというのは、素晴らしいことですね。