夏になると例年、とびひや水いぼが目の周りにできてやってくる子供たちが増えます。
ただ、今年は猛暑のせいか、屋外遊びを控えているのでしょうか?むしろ少ないような気がします。
とびひや水いぼ等のぶつぶつのできる症状は、目から始まることは少なく、大概足やお腹などの手で掻きむしりやすいところに原発があり、かゆくて無性にかいた指で目をこすったりして、ぶつぶつがうつってしまうことがほとんどでです。
ですから診察の際には、小さなレディーやジェントルマンには失礼ですが、どこかにそういったところがないか、ちょっと見せてもらいます。
特にとびひは、虫刺されやあせもなどを、かきむしってできた傷に黄色ブドウ球菌 時に溶連菌が感染して、その字のごとく火事が飛び火するような勢いで速いスピードで広がっていきます。
むき出しになっている傷からは、子供同士接触するとうつりやすいですし、かきむしった指で、目や鼻を掻くことで他の場所にも広がってしまいます。
細菌感染ですから、抗生物質を内服したり、眼科の場合は抗生剤の点眼や軟膏を使うことで治りやすい病気です。
ガーゼをつければ、保育園は登園は許可になることは多いようですが、目の周りはガーゼをつけることができず、また眼帯は弱視を引き起こす危険を考えるとじくじくしている時は、登園しにくいですが、ウイルス性の病気と違って抗生剤がききやすいので、長期に及ぶことはあまりありません。
水いぼは、ウイルス性でかゆみがあってやはり広がりやすいですが、いぼなので直接薬が効くというよりは、自然に良くなるのを待つか、皮膚科の先生にピンセットでつぶしてもらう等 根気がいることがあります。