風疹ゼロプロジェクトというのは、日本産婦人科学会 日本小児科学会 国立感染症研究所等の6団体が進めている啓発活動で、国も2020年のオリンピック・パラりンピック開催までに風疹の発生をゼロにしようと頑張っています。
妊娠20週までに母体が風疹ウイルスに感染すると、赤ちゃんに難聴 心疾患 白内障 精神遅滞などの先天風疹症候群を発症する場合があるからです。
ワールドカップやオリンピックなど海外からも多数の参加者がある国際大会があるときには特に注意が必要ですが、こと風疹に関しては予防注射でほぼ100%感染を防げるのですから、妊娠予定のある世代の人は一度地域の保健所や医療機関に相談して、抗体検査を受け必要であればワクチンを打ってもらうといいです。
もちろん妊娠してしまうとワクチンは受けれません。
風疹ワクチンは現在は2回接種ですが、時代によって1回接種だったり副作用が問題になって接種のなかった世代があったりで20~40代の男性の約12%が風疹の抗体を持っていないそうです。(平成25年調査)
自治体によって、成人のワクチン接種費用の助成は違いがありますので、確認してみてください。