この題目でピンと来られた方はかなり天文通ではないかと。
殆どテレビを見ないので当時話題になったかどうかは定かではないのですが、その日小惑星が地球に最接近したけれど運よく地球をかすめて通過していったのです。
しかもその小惑星が発見されたのは、ハロウイーンナイトの約3週間前の10月10日。
今まで地球に一番大きなインパクトを与えた天体衝突は、約6500万年前メキシコのユカタン半島に巨大隕石が落下した事件で、それが原因で当時勢力をふるっていた巨大恐竜が絶滅したといわれています。
天体衝突はもし起きれば、地球上での核戦争より余程影響力の大きい悲劇です。
全世界で今現在も昼夜を分かたず、地球へ接近する天体を監視しています。
日本では、岡山県にある美星スペースガードセンター。
世界中で防衛費を増やすより、こういうところにお金をかけたらいいのにと思います。
毎日ほぼ暗室の診察室内で過ごしているからこそ、時に良くも悪くも雄大な宇宙に思いをはせ、自分の存在のちっぽけさを思い、些末なことにくよくよするまいと思います。