年末に患者さんに大相撲のカレンダーを頂き、自宅にかけているのですが、1月のページは4人の横綱がそろい踏みで納まっています。
どの力士も遠くを睨んだどことなく空疎 でも見ようによっては強い意志を感じさせる風貌です。
ところがご存知のように鶴竜以外の3人は、今土俵にいません。どうしてしまったのでしょうか?
昔の相撲取り特に横綱は、無口で愛想は決して良くないけれど、土俵に上がれば正々堂々と戦って素晴らしい結果をみせてくれる というのが通り相場だったと思います。
これを医療に置き換えれば、土俵というのは手術室。
手術手技は高度化し、専門化し、細分化していることを考えると、手前味噌ではありますが、宮の前眼科では複数の横綱級の先生が手術を担当してくれていることは、私から患者さんにできる最大の貢献ではないかと密かに喜んでいます。
ただ手術に至るまでには、患者さんとの信頼があってこそですから、土俵に上がるまで またその後の仕事を私は喜んで果たしたいと思います。
栄枯盛衰というのが世の習いですから、謙虚にいつでも初場所のつもりで、日々送りたいものです。