最近はとても潑溂とした人生の先輩が多い気がします。
私は日がな一日暗い診察室で過ごすことが日常ですが、白内障の手術日を患者さんと決める時に、特にそう思うのです。
以前はいつでも先生におまかせしますという方が多かったのですが、この一年ぐらい特に感じるのですが、まず手帳を開いてご自分のスケジュール調整を必要とする方が、特に女性に多い気がします。
先日もバレーにハマっているという愛らしい女性が来られました。
バレーというと、ママさんバレーの運動系のバレーかと思うと、、可愛らしいヒラヒラした衣装をつけて,くるくる回るバレーのほうだそうで、元タカラジェンヌから厳しい指導を受けておられるとのこと。(これはご本人の表現ですから念のため)
もちろん、衣装も調達されてのレッスンだそうです。
そのバレーのレッスンの際、先生のお姿がよく見えないことと、英会話のレッスンで黒板が見えにくくなったので、手術を受けようと思ったようです。
人によって、手術を決断する動機は様々ですが、活動的で若い世代に負けないで外に出ていく人ほど、自分の視力の低下に敏感です。
あの愛らしい方も経過がよく、術後10日目には、くるくる回ってもいいですかとの質問にこられましたが、くるくる回って転ぶといけないので、バーにつかまって、ゆっくり足の上げ下げなどだといいですよといいますと、満面の笑みで帰られました。
汗予防にバンダナなどを額に巻きつけるようにとお話しましたが、それはみっともないので、両手に新しく汗拭き用のリストバンドを買われたようです。
皆さんおしゃれですね。