アルコールの飲酒については、何回かこのブログにも書いたことがあります。
10月は誕生月のせいか、会食の機会が多いのですが、その際私は勧められれば、有難くお酒も頂戴しますし、家族で外食する時にも、お酒を自ら注文することも結構あります。
で仲間でお食事会に行ったとき、私のブログを読んでいる人がいて、あれお酒飲まないのじゃなかった? と聞かれることもあります。
そこでお酒を飲みながら、飲酒の害悪についてしゃべることになるのですが、飲酒に対するガイドラインがでたことを知っている医師は意外と少ないことが分かりました。
私の知る限り、手術をする外科系の医師はお酒飲みが多い気がします。
医師という仕事自体が、ストレスが多いということとも関係があるでしょうが、アルコールの多飲はストレス解消にはならず、また少量の飲酒は健康に良いというのも統計的に間違っていることは証明されています。
ではどうして私は外では平気で飲酒するか というと、多分体質的に私はお酒を飲んでもあまり酔っぱらわないからだと思います。
そして食事のおいしさは、やはりお酒がある方がおいしく感じられます。
家の中での食事は、おいしさをというより、安心とか栄養とか何というか平和 というか お酒を飲む習慣を失った今となっては、家での食事にはむしろお酒は邪魔な気がします。
こんなことが言えるのも、中毒性のものにはあまり深入りしない体質だからだと思います。
これは精神力とか、克己心があるといったものではなく、単に体質依存の問題だと思います。
依存的体質の場合、禁酒すると決めた場合は、もう今後1滴も飲まないという覚悟で臨まないといけないし、家族の協力が必要です。
ただ純粋に医学的見地から見ると、アルコール摂取量が増えるにつれ、動脈硬化指数は直線的に増加し、低~中等度のアルコール摂取量でも、そしてかつて赤ワインは、ポリフェノールの効果で血管保護作用があると言われていましたが、直線的増加という統計結果を踏まえて、この見解は支持できないということになっています。
私は図書館から借りだして本を読むことが多いので、古い出版年のものも読む機会がありますが、高名な医師が、当時(今もそうかもしれませんが)お酒の長所を述べておられるのを読み、やはり経済と健康についての書籍は、あまり古い本は良くないと感じました。