専門医制度について、以前このブログに書いた覚えがあります。
各科がそれぞれの基準で、専門医制度を運営していましたが、全科的に日本専門医制度機構という組織が認定する専門医を獲得することに、改変されました。
今はその移行期にあたります。
専門医という呼び名に矛盾するようですが、開業医のほとんど、多くの医師が専門医をもっています。
多くの科から見れば、マイナーな眼科というだけで、専門分野がはっきりしていますし、専門分野しか見ない開業医というのは、まずほぼあり得ないので、専門医かどうかというのは、正直言って、医師同士では、特に評価の対象になることはありません。
ただ専門医が多い中、専門医でないというのは、何となく劣後したように思えるので、どの医師も更新はしているというのが、実情のように感じます。
専門医を持ってる？なんて、医師同士でお話したこともありません。
出席した学会の専門医単位がちゃんとついているかな、 とチェックしようと、今日本眼科学会のHPを久々にあけてみると、誰でも見られる一般の方用のコーナーに、専門医を探そう というのがありました。
今頃こんなことを書いて、と笑われるかもしれませんし、いつからこれがあるのかわかりませんが、私は今日初めて気づきました。
都道府県別に、探せるようになっていて、例えばひらがなで やまもと と入れるとちゃんと学会会員の中で、専門医の名前が、フルネームでぞろぞろ出てきます。
ということは、私のようにとてもありきたりの山本 という名前が果たしてどれ位、地方ごとに分布しているのかが調べられる と面白半分ではありますが、何か所かの都道府県を入力してみました。
兵庫県は12名となっていますが、明らかに山本ではない人を含んでいたので、11名。大阪は人口が多いのに8名。三重は0。京都は2名。和歌山も2名。意外と少ないのに、兵庫県は多いですね。
では東京はとみてみると、16名。人口から比較すると、兵庫県はやはり多い。福岡は2沖縄は0。
こんなことをして、朝っぱらからだいぶ時間を無駄にしてしまいましたが、以前と違って、こんなに簡単に、パソコンで調べられるのですから、偽医者も出てくる余地はだいぶ減ったはずで、それは良かったことだと思います。