先日の連休に、鉄道旅に出かけました。
一番の目的地は、山口市のザビエル記念聖堂、つまり相変わらずカトリック教会へ。
フランシスコ・ザビエルはイエズス会の創始者のメンバーの一人で、約500年ほど前に日本に初めてキリスト教を伝えた人として、日本史でも習うような割と有名な方です。
教会でありながら、大切な文化遺産を保存しなくてはならないので、その閲覧には入館料200円が必要です。
以前も訪れたのですが、その時は急ぐ旅でしたので、今回はゆっくり眺めたいと思って早朝9時に到着。
ここに赴任しておられる主任神父様は、アルゼンチンの方で以前私の所属教会でも主任神父様でした。
教会のすぐ近くに、地元で評判のパン屋さんがあるようなので、ぜひそのパンを食べたいと思い8:30開店に合わせて張り切って出かけました。神戸で食べなれているパンとは一味違って、一つ一つが大きくてボリュームがあります。
そしてふわっとはしていなくて、食べ応えのあるパンで、飲み物できたら温かい紅茶かコーヒーがあると有難いという感じでした。
かんじんのザビエル聖堂は、9時になっても開く気配はなく、どうやら10時からだったようなので、どなたもおられないのをいいことに、入り口近くの石垣に座らせていただき、先ほどのパンと炭酸水を賞味してみました。
屋外で緑に囲まれて、おいしいパンを食べるひと時は、とても平和でこんな広い空間を独り占めできるなんて、本当に来てよかったと感謝です。
教会の歴史の説明によると、ザビエル訪山400年を記念して1952年に建てられたものの、1991年に火災で焼失、1998年に再建されたということですから、比較的新しい教会です。
観光名所の一つにもなっているようです。
新調したスマホですから、写真も心なしかきれいに撮れたようです。
末端信者の私は、偶然神父様にお会いできたらいいけれど、祭日の月曜日にわざわざお呼び立てすることもないと思い、ゆっくり聖画や歴史の説明などを読んでいると、列車の出発時間ギリギリ。
あわてて飛び出していきました。
教会から山口駅まで、普通に歩くと約20分。
山口駅は県庁所在地の駅としては、一番質素と言われていると聞いていましたので、どんなにひっそりしているのかと思いましたが、県庁所在地としては確かにこじんまりしていましたが、それより山口駅周辺の繁華街というべき場所なのに、閉店している店が目立つほうが気になりました。
普通列車で広島まで戻りましたが、これ以上のんびり乗っていると遅くなると思い、広島からは新幹線ののぞみで帰ってきました。
なんだかんだ言っても、新幹線はありがたいですね。